住宅金融支援機構は別にして、民間銀行などに住宅ローンの申し込みをした場合、審査を行っているのは銀行自身ではないことをご存知でしょうか。
通常、住宅ローンの利用には銀行と保証会社という2つの組織が関わっています。住宅ローン審査を実質行っているのは、保証会社のほうなのです。住宅ローンを借りる際の諸費用として発生する保証料は、この保証会社に支払うものと考えていただくとわかりやすいかもしれません。
保証会社は、その名の通り住宅ローンを借りたいという個人の方の保証人代わりになりますので、通常の民間銀行の住宅ローンを利用する際には保証人は必要ありません。ときどき、申込人とは別に親族を連帯保証人をたててほしいといわれる住宅ローンもありますが、あくまで連帯保証人であり、住宅ローンを借りるための保証人ではありません。
とにかく住宅ローンの借り手の保証人になる保証会社が審査を行います。近年の保証会社の住宅ローン審査では、借り手の事情や意思ではなく、借り手と同じ属性、同程度の年収の人がどんな住宅ローンを借り、そのうち何%の人が返済を滞納しているか、といったデータに基づいて審査を下しています。
顧客を代行して住宅ローン手続きを行う私共不動産仲介業者は、銀行の住宅ローン担当者と話すことは出来ますが、保証会社とは直接やり取りを行いません。さらに住宅ローン審査に落ちた場合、銀行担当者に対しても、不動産仲介業者に対しても、申込人本人に対しても保証会社はその理由を教えてくれません。あくまでなぜ落ちたのかを申込人の事情から推測して、次の対策を立てることになります。
保証会社を利用した一般的な住宅ローンに対するものとして、銀行自身が住宅ローンを融資してくれる商品もあります。プロパー融資と呼ばれることもあるようですが、扱っている銀行は少ないようです。プロパー融資の方が、選択肢は少ないながら、保証会社に比べると柔軟な審査基準を持っている場合が多いように思われます。
保証会社の住宅ローン審査に落ちたけれども、これといった理由がわからないという場合は、プロパー融資の枠を持っている融資先をあたってみると解決策の早道になるかもしれません。
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