倉庫でのネズミ駆除どうする？【搬入口3か所が侵入経路】予防と対策で被害を完全防止！
【疑問】
倉庫でのネズミ被害、最も重要な対策は何？
【結論】
搬入口周辺の3か所の侵入経路を特定し、適切な防鼠材で完全に塞ぐことです。
ただし、シャッターの開放時間を4時間以内に制限することも同様に重要です。
倉庫でのネズミ被害、最も重要な対策は何？
【結論】
搬入口周辺の3か所の侵入経路を特定し、適切な防鼠材で完全に塞ぐことです。
ただし、シャッターの開放時間を4時間以内に制限することも同様に重要です。
【この記事に書かれてあること】
倉庫でのネズミ被害に悩まされている方は少なくありません。- 倉庫での主要な侵入経路は搬入口の3か所に集中
- シャッター周辺と通気口に適切な防鼠材を設置で効果を発揮
- 床から30センチ以上の高さで保管物を管理することが重要
- 常温倉庫は冷蔵倉庫と比べて被害リスクが3倍に増加
- 毎日の点検と清掃で被害の予防と早期発見が可能
特に搬入口周辺での被害が多く、「毎朝の清掃が日課になってしまった」「保管物への被害が心配」という声をよく耳にします。
実は、被害の90％以上は搬入口の3か所から侵入しているのです。
この記事では、倉庫の種類による被害の特徴を踏まえながら、効果的な予防対策と点検方法を詳しく解説します。
適切な対策を実施することで、被害を完全に防ぐことも十分可能です。
【もくじ】
倉庫でのネズミ駆除の対策と方法
入り口となる場所をしっかり守り、巣作りしにくい環境を整えることで、被害を防ぐことができます。
倉庫でのネズミ駆除の対策と方法
- 搬入口の「3か所」が主な侵入経路に注目！
- シャッター周りと床下の「隙間」を徹底防御！
- 段ボールを床置きはNG！高さ30センチ以上を確保
搬入口の「3か所」が主な侵入経路に注目！
搬入口からのネズミ侵入は、下部の隙間、両サイドの透き間、上部の溝の3か所が要注意です。「またネズミの形跡が…」とため息をつく前に、まずは侵入経路を把握しましょう。
搬入口の下部には、地面との間に小さな段差があり、ここにできたわずか2センチの隙間からネズミがすいすいと侵入してきます。
両サイドの透き間も要注意。
シャッターの動きをスムーズにするために設けられた空間が、ネズミにとっては格好の通り道に。
「これくらいの隙間なら大丈夫」と思っても、ネズミは体を平らにして押しつぶすようにして入ってくるんです。
上部の溝も侵入経路として狙われがち。
雨よけの庇とシャッターの間に空いた隙間は、ネズミが垂直に這い上がって侵入してきます。
- 下部の隙間：地面との段差で生まれた空間が通り道に
- 両サイドの透き間：シャッターレールの動作スペースが侵入口に
- 上部の溝：庇との間の空間がネズミの通路に
- 侵入までの時間：発見から24時間以内に対策が必要
シャッター周りと床下の「隙間」を徹底防御！
シャッター周りと床下の隙間は、ネズミが最も侵入しやすい場所です。早急な対策が必要不可欠です。
「ちょっとした隙間くらい」と放置していると、あっという間にネズミの住処になってしまいます。
シャッター周りでは、特にレールと壁の接合部に注目。
この部分は経年劣化で少しずつ隙間が広がり、ネズミの格好の侵入口となるんです。
床下の隙間も侵入経路として要注意。
配管やケーブルが通る穴は、直径3センチ以上の空間があれば、そこから建物内部へと侵入されてしまいます。
- シャッターレールの点検：週1回の目視確認が重要
- 壁との接合部：シリコン材での埋め戻しが効果的
- 床下の配管周り：金属製のカバーで保護が必須
- 点検時期：雨季前の確認が特に大切
段ボールを床置きはNG！高さ30センチ以上を確保
床に直接置かれた段ボールは、ネズミの格好の隠れ家になります。保管方法を見直して、被害を防ぎましょう。
「ちょっと置いておくだけ」が大きな失敗のもと。
床に置かれた段ボールの陰は、ネズミにとって絶好の休憩所となってしまいます。
特に壁際に寄せて置かれた段ボールは要注意。
ネズミは壁伝いに移動する習性があるため、まさに待ち合わせ場所のように利用されてしまうんです。
高さを確保することが大切です。
パレットやラックを使って床から30センチ以上の高さを確保すれば、ネズミは警戒して近づきにくくなります。
- 床置き段ボールの問題点：ネズミの隠れ家になりやすい
- 壁際の空間：巣作りの材料として狙われる
- 保管の基本：パレット使用で床から距離を確保
- 整理整頓：通路確保で見通しをよくする
侵入経路の調査と点検のポイント
足跡や糞の痕跡を手がかりに、建物のどこから入ってくるのかを詳しく調べましょう。
シャッター周りの点検と、夜間の状況確認が重要な鍵となります。
侵入経路の調査と点検のポイント
- 足跡や糞から「行動パターン」を特定！
- シャッターレールに注目！隙間の確認方法
- 夜間の侵入経路を「赤外線カメラ」で発見！
足跡や糞から「行動パターン」を特定！
ネズミの足跡と糞は、侵入経路を探る重要な手がかりとなるんです。まずは壁際を中心に、うっすらと残る足跡を探してみましょう。
足跡は必ず巣と餌場を結ぶように付いているため、その方向性から行動範囲が分かります。
糞の特徴も見逃せません。
- 新しい糞はつやのある黒色で柔らかく、古い糞は灰色で硬くなっています
- 糞の数が10個以上まとまって見つかる場所は、ネズミのお気に入りスポット
- 足跡と糞の位置関係から、壁伝いの移動経路が浮かび上がります
シャッターレールに注目！隙間の確認方法
シャッターレールの点検は、ネズミ侵入を防ぐ重要なポイントです。レールの隙間は意外と見落としがちですが、ここからすると侵入される可能性が高いんです。
- 両端のレール部分に、ぐらつきや変形がないかを確認します
- シャッター下部と床面の隙間は2センチ未満に収めましょう
- レールの溝に土やごみが詰まっていないか毎日チェックが必要です
- レールの内側にかじり跡がないか入念に調べましょう
夜間の侵入経路を「赤外線カメラ」で発見！
ネズミは夜行性なので、暗くなってからの行動を把握することが大切です。赤外線カメラを使えば、昼間では見つけにくい侵入経路が明らかになります。
- カメラはシャッター周辺から3メートル以内の範囲を映すように設置
- 床との境目や配管周りなど、死角になりやすい場所を重点的に撮影
- 複数の侵入口を行き来する様子から、巣の位置を特定できます
- 撮影は3日間連続で行い、行動パターンを把握しましょう
倉庫の種類による被害の違い
温度管理の方法や建物の構造、作業形態の違いなどにより、被害リスクと対策方法も変わってくるのです。
倉庫の種類による被害の違い
- 常温倉庫vs冷蔵倉庫！被害リスクは3倍の差
- 平屋建てvs多層階！被害拡大の仕方が全く違う
- 一般倉庫vs自動化倉庫！センサー被害に要注意
常温倉庫vs冷蔵倉庫！被害リスクは3倍の差
常温倉庫は冷蔵倉庫と比べて、ネズミ被害のリスクが3倍以上高くなります。「なぜ、こんなに差が出るの？」という疑問に答えましょう。
常温倉庫はネズミにとって住みやすい環境なんです。
温度管理がされていないため、ネズミの活動に適した15度から25度の環境が続きやすく、保管している食品の匂いもふわふわと漂ってきます。
一方、冷蔵倉庫は厳重な温度管理が行われています。
「さむっ！」とネズミも避けたくなる低温環境で、食品の匂いも外に漏れにくいのです。
- 常温倉庫は壁や床に隙間ができやすく、そこからすぅっと侵入されやすい
- 冷蔵倉庫は気密性が高く、断熱材でがっちり守られている
- 常温倉庫は食品の匂いが漏れやすく、ネズミを誘い寄せてしまう
- 冷蔵倉庫は低温で活動が鈍くなり、ネズミが近寄りたがらない
平屋建てvs多層階！被害拡大の仕方が全く違う
平屋建ての倉庫と多層階の倉庫では、被害の広がり方に大きな違いがあります。それぞれの特徴を知ることで、効果的な対策が見えてきます。
平屋建ての倉庫は地面からの侵入がとても簡単です。
ネズミたちにとっては「お庭から直接おうちへ」という感覚で、すいすいと入り込んできます。
地面との接地面が広いため、被害は2倍になりやすいのです。
対して多層階の倉庫は、地上階への侵入こそ少ないものの、いったん侵入されると厄介なことに。
「エレベーターのように」配管を伝って上の階まで移動し、被害が縦方向に広がっていきます。
- 平屋建ては地面からの侵入口が多く、ネズミが出入りしやすい環境
- 多層階は配管やダクトを通って、上下の階を自由に行き来してしまう
- 平屋建ては周囲の植え込みや排水溝から侵入されやすい
- 多層階は一度侵入されると、建物全体に被害が及ぶリスクがある
一般倉庫vs自動化倉庫！センサー被害に要注意
一般倉庫と自動化倉庫では、被害の内容と深刻度が全く異なります。それぞれの特徴を理解して、適切な対策を講じる必要があります。
自動化倉庫は人の出入りが少なく、建物の隙間も少ないため、ネズミの侵入リスクは一般倉庫の半分程度です。
でも、いったん侵入されると大変なことに。
精密な機械やセンサー類をかじられる被害が5倍にもなってしまうんです。
「ちょっとした配線の断線が、倉庫全体の機能停止につながる」なんてことも。
一般倉庫なら保管物への被害で済みますが、自動化倉庫では「システムダウンで出荷停止」という事態にもなりかねません。
- 自動化倉庫は気密性が高く、外部からの侵入は少なめ
- 一般倉庫は人の出入りが多く、ドアの開閉で侵入されやすい
- 自動化倉庫はセンサーや制御機器の被害が致命的
- 一般倉庫は保管物への被害が中心で、機能停止のリスクは低い
5つの効果的な予防対策と実践方法
金属製の隙間埋めプレート、防鼠シート、専用ブラシなど、効果の高い方法を組み合わせることで、より確実な防御が可能になります。
5つの効果的な予防対策と実践方法
- 金属製の隙間埋めプレートで完全防御！
- 防鼠シートの「正しい設置位置」を解説！
- シャッター下部への専用ブラシで侵入防止！
- 目の細かい金属メッシュで通気口を守る！
- LED照明で「死角をなくす」設置方法！
金属製の隙間埋めプレートで完全防御！
金属製の隙間埋めプレートは、倉庫への侵入を防ぐ最も確実な対策方法です。「このプレートなら、ネズミの歯も通用しないはず」と思いきや、設置方法を間違えると思わぬすき間ができてしまうんです。
効果的な設置のポイントは以下の3つです。
- プレートの厚みは1.5ミリメートル以上を選ぶ（これより薄いと、かじられて穴を開けられる可能性があります）
- プレートの端から5センチメートル以上重ねて取り付ける（これより短いと、すき間から侵入される可能性があります）
- 固定用のねじは20センチメートルおきに取り付ける（これより間隔が広いと、すき間ができやすくなります）
ぎっちりと隙なく設置することで、ネズミたちは「ここは入れない」とあきらめてしまうというわけです。
設置後は毎週、プレートの緩みや変形がないかを確認しましょう。
特に雨の日の後は要注意。
水が染み込んでいないか、さびていないかをチェックすることで、長期間にわたって効果を維持できます。
防鼠シートの「正しい設置位置」を解説！
防鼠シートは設置位置が命！正しい位置に取り付けないと効果が半減してしまいます。
「シートを貼りさえすれば大丈夫」と思っていませんか？
実は、ネズミは「このシートなら通れそう」と感じる場所を執念深く探し回るんです。
効果的な設置位置は、次の場所です。
- シャッターの内側に30センチメートルの高さまで（這い上がりを防ぐため、十分な高さが必要です）
- 床との接地面から5センチメートル以上地面に埋め込む（下からの侵入を防ぐため、しっかりと地面に入れ込みます）
- 両端は壁に向かって20センチメートル以上巻き込む（横からの侵入を防ぐため、壁際までしっかりカバー）
すき間があると、ネズミは「ここなら通れそう」と、その場所を集中的に攻撃してきます。
がりがりと音を立てて、シートをかじろうとする姿も。
しっかりと張り詰めた状態を保つため、固定用の金具は10センチメートルおきに取り付けましょう。
シートのたるみやめくれは、すぐに補修することが大切です。
シャッター下部への専用ブラシで侵入防止！
専用ブラシを取り付けるだけで、シャッター下部からの侵入を確実に防げるんです。「でも、ブラシなんかすぐにかじられちゃうんじゃ...」という心配は無用です。
専用ブラシは特殊な素材でできており、ネズミの歯では歯が立ちません。
効果的な取り付け方は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- ブラシの毛の長さは2センチメートル以上のものを選ぶ（これより短いと、すき間ができやすくなります）
- ブラシ同士の継ぎ目は5ミリメートル以内に収める（これより広いと、すき間から侵入される可能性があります）
- 固定金具は15センチメートルおきに取り付ける（これより間隔が広いと、ブラシが変形しやすくなります）
すると、ネズミたちは「このふさふさした壁は怪しい」と警戒して、近づこうとしなくなるんです。
取り付け後は週に1回、ブラシの変形や劣化がないかを確認しましょう。
特に、開閉を繰り返す場所は摩耗が早いので要注意です。
変形したブラシは、すぐに交換することが大切です。
目の細かい金属メッシュで通気口を守る！
通気口は要注意ポイント。目の細かい金属メッシュを二重に設置することで、確実な防御が可能になります。
「通気性が悪くならないかな」という心配の声も聞こえてきそうですが、適切なメッシュを選べば問題ありません。
むしろ、ネズミの侵入を防ぎながら、十分な通気性を確保できるんです。
設置のコツは以下の3点です。
- メッシュの網目は5ミリメートル以下を選ぶ（これより大きいと、子ネズミが通り抜けてしまいます）
- 外側と内側で網目の向きを45度ずらす（これにより、より細かな網目効果が得られます）
- 周囲の固定は10センチメートルおきにビス止めする（これにより、メッシュが外れにくくなります）
特に、外周部分はコーキング材でしっかりと密閉することがポイントです。
設置後は月1回、メッシュの破損や腐食がないかを点検しましょう。
小さな破れでも見つけたら、すぐに補修や交換が必要です。
LED照明で「死角をなくす」設置方法！
照明の設置で、ネズミの活動を抑制できます。死角のない照明配置がポイントです。
「夜行性のネズミは明るさが苦手」という特性を利用するんです。
でも、ただ明るくすれば良いというわけではありません。
照明の向きや間隔にも工夫が必要なんです。
効果的な設置方法は以下の通りです。
- 照明の間隔は2メートル以内に設定（これより広いと、暗がりができてしまいます）
- 照度は300ルクス以上を確保（これより暗いと、ネズミの活動を抑制できません）
- 照明の高さは地上2メートル以下に設置（これより高いと、床面の明るさが不足します）
特に、壁際や物陰など、暗くなりやすい場所への設置が重要です。
月1回は照明の点灯状況を確認し、切れた照明はすぐに交換しましょう。
暗がりができると、そこが侵入口になってしまう可能性があります。
倉庫管理者が注意すべき重要ポイント
清掃や点検の頻度を見直し、開口部の管理を徹底することで、被害の拡大を未然に防ぐことができます。
以下の3つのポイントに注意して、しっかりと対策を行いましょう。
倉庫管理者が注意すべき重要ポイント
- 清掃頻度の低下が「被害拡大」を招く！
- シャッターの開放時間は「4時間以内」厳守！
- 防鼠対策の「後回し」が最大の失敗！
清掃頻度の低下が「被害拡大」を招く！
清掃をおろそかにすると、あっという間にネズミの被害が広がってしまいます。「まあ、1日くらい掃除を飛ばしても…」と思っていると、食べ物のかけらが床にこびりつき、ネズミを引き寄せる原因になっちゃうんです。
- 搬入口の周りは毎日きちんと掃き掃除をする
- 床の隅や角は特に念入りにほうきで掃く
- こぼれた食品は見つけ次第すぐに拭き取る
- ゴミは必ずふた付きの容器に入れて保管する
シャッターの開放時間は「4時間以内」厳守！
開けっ放しのシャッターは、ネズミにとって格好の侵入口です。「作業効率を上げたいから」と、つい長時間開けたままにしがちですが、これがネズミを呼び込む大きな原因になってるんです。
- 作業の合間は必ずシャッターを閉める
- 1日の開放時間を記録して管理する
- 夕方以降は特に気をつけて管理する
- 休憩時間中も必ず閉めておく
防鼠対策の「後回し」が最大の失敗！
「予算がないから」「忙しいから」と、対策を先延ばしにしていませんか？ネズミは巣作りを始めると、わずか2週間で10匹以上に増えてしまうのです。
「今はまだ大丈夫」と思っているうちに、取り返しのつかない事態に。
- 異常を見つけたらすぐに対策を実施
- 予防対策は定期的に見直しを行う
- 防鼠材の交換は決められた時期を守る
- 設備の点検は必ず記録をつける
まとめ：倉庫のネズミ被害を防ぐ！3つの侵入経路と5つの対策
倉庫でのネズミ被害は、搬入口周辺の3か所が主要な侵入経路となっています。
シャッター下部、通気口、床下の隙間を重点的に対策することで、被害の大半を防ぐことができます。
また、保管物は必ず床から30センチ以上の高さで管理し、シャッターの開放時間は4時間以内に制限することが重要です。
日々の点検と清掃を怠らないことで、快適な保管環境を維持できます。
シャッター下部、通気口、床下の隙間を重点的に対策することで、被害の大半を防ぐことができます。
また、保管物は必ず床から30センチ以上の高さで管理し、シャッターの開放時間は4時間以内に制限することが重要です。
日々の点検と清掃を怠らないことで、快適な保管環境を維持できます。